ずっと来たかった場所 東京カテドラル聖マリア大聖堂
ようやく来れました。
ご存じ丹下健三の設計。
自分の知っている狭い世界の中では最も美しいコンクリートだと思っています。
(写真のステンレスの外装が内部のコンクリートを守っています)
中は撮影できないのでご紹介出来ませんが外観のイメージとは全く違います。
自分も知りませんでしたがケルンの文字を見かけたので確認したら、戦災で消失し再建されないままあったのを、ドイツのケルン大司教区の支援を受けて復興したのが今の姿とのこと。
ケルン大聖堂は忘れられない。
厳かという言葉しか浮かばなかったことを思い出します。
この大聖堂の再建には指名コンペがあり、その審査員にはケルンから派遣された教会建築専門のドイツ人の建築家もいたとのこと。
選ばれた丹下健三さんの建物が中に入ったらピリッと空気が引き締まるのも納得です。
内側はコンクリートの打放し。
型枠の木目が表面に残っていて、その面は平らでなく全て心地よく畝っている。
正面と天井から差し込む光に十字架とステンドグラスが浮かび上がります。
振り替えると半端ない存在感のパイプオルガンが頭上にあり、いつかこの音色を聴きにもう一度来たいと思います。
写真の鐘塔は高さ61.7メートル。
気づいたらかなりの時間が経っていました。
ケルン大聖堂では2時間いて飽き足らず次の日また行きましたが、機会あれば 東京カテドラル聖マリア大聖堂 是非一度訪れてください。
きっといい時間が過ごせます。