下草というのは、プランニングの中でオマケの存在ではありません。
樹木は、特に落葉樹は足元に抜けが出来ます。
その抜けを埋めるのに灌木やグラスを使うこともありますが、下草を植え込むことも自分はよくします。
下草というのは、草花とは違います。
少なくとも自分は場面を分けています。
林床をイメージさせる下草というのは派手さはなく自然で、しかし決して脇役ではなく下草があるから樹木を含めた植物の世界観に深みを感じます。
自生の種を基本に、場面によってはそこに少し園芸種の入ったものを入れたりします。
樹木の種類やそのロケーション、斜面なのか平坦なのか。
自然には見せるけれども人の手が入っているという、そこに求められるバランス感覚。
奥が深いです。