建築家 伊礼智さんの展開するi-worksプロジェクト。
「標準化」をキーワードにi-works1.0から5.0まで5つのシリーズを全国で展開されています。
この度北海道に上陸、その1号となるプロジェクトの外構を担当させて頂きました。
人が「快適」と感じることには共通するものが多くあると思います。
しかし地域それぞれ気候も違えば文化も歴史も違う。
同じ快適をどう実現するか、その方法は必ずしも同じではありません。
今回のプロジェクトは公園に面した恵まれたロケーション。
フロントガーデンから奥に誘導されると広がる芝生と築山。その景色がそのまま公園に繋がることを意識しました。
植物は北海道在来のものをメインに、使用した石材、レンガ、全て道産材です。
「標準化」の中に「地域性」が存在し、それを大切に設計、施工するために北海道の他業種がチームとなり一つのものづくりをしました。
外壁は全て道南スギ、家具は 旅する木 さんによる道内自生のサクラを使ったオーダーメイド、床はナラ材。
建築の施工は道内老舗の辻野建設さん。
今後の展開が楽しみになる、大変ありがたい経験をさせていただきました。