道路の拡幅に伴い植栽帯を削らなければならなくなり、引っかかる樹木をズラしました。
アンジュレーションを付けて納めていたところを、立ち上げを作ってレベル差を解消する必要が出ましたので、H200のコンクリート仕切り石と焼き丸太を使って土留めをしました。
開発局に確認を取りながらの作業で、敷地の境界はやはりセンシティブになります。
手前の縁石と丸太との間の土の部分が、削られる敷地になります。
そのこと自体は仕方ないとして、問題は資材。
今回使った焼き丸太。
価格はもちろん、モノ自体が手に入りづらくなっています。
コンクリートの仕切り石は、価格は上がっていますが手に入らないという心配はありません。
その理由は安定供給、人材不足、汎用性を考えたときに、自然素材よりも二次製品の方が需要が伸びるから。
需要の高いものから優先的に作られ流通に乗りやすいというのは摂理だと思いますが、汎用性の高いものだけを使えば地域性や日本らしさは失われていきます。
日本らしさをどう守るか。
大切な問題です。