ブルーカーボンという環境用語があります。
海洋生態系が光合成により二酸化炭素を取り込み、海の中に炭素を蓄積することで地球温暖化防止に貢献するとして期待されています。

数年前から珊瑚の白化に関するニュースを目にするようになりました。
最も大きな要因は海水温の上昇にあります。
海水温が高いと珊瑚の葉緑体が壊れ、光合成が出来なくなります。
実際に白化した珊瑚はあちこちで目にします。

珊瑚は光合成する一方で二酸化炭素を発生もするということでブルーカーボンとしての有効性はまだはっきりとはしていないとのことですが、珊瑚に守られ暮らしている生き物もたくさんいて珊瑚が減ることで生態系のバランスが影響を受けることは間違いありません。
何よりこの美しい海が壊れていくのは誰も見たくありませんよね。