植栽計画におけるグラスは、使い方によってとても有効です。

日本語にすれば ’草’ ということで、一般の方には路肩に生えてるイネ科の雑草と何が違うんだと思われるかもしれません。

答えから言えば違いはありません。そもそも雑草という植物はありません。

ただ我々が植栽計画にグラスを入れるときには、雑草という扱いにならないように場面や使うグラスの種類を設定します。

植物のシーズンの短い雪国では特に重宝します。

花が減り空気が凛とし出す時期に穂を付け、雪が地表を一面白く覆う中に立ち枯れたグラスが残ります。

ただし使い方を誤れば雑草という印象にもなりますし、もっと大切なことは適切な種類を選定しないことで生態系のバランスを崩す恐れもあります。

正しく積極的に使って、風情ある季節の風景を演出していきたいと思います。

avatar
投稿者について

札幌市東区のOne & Nature。人(One) と 自然(Nature) をつなげるお手伝いができればとこの名前を付けました。個人の庭から街並景観まで、さまざまなライフスタイルに合わせて植物が身近にあり、そのたくましく育つ姿から力をもらえる。そんな空間づくりを目指します。