『路盤材』と表現される石材があります。
路盤というのは舗装やレンガテラスなどの下層の下地のことです。
つまり仕上げ材ではないので工事完了後は地中に埋まり、見えなくなる存在です。
一石で景観をつくる存在感を持つ『景石』とはまさに真逆の日陰の存在。
しかし、実は何が『景石』なのかという定義はありません。
その石が景色になると感じられれば、その人にとってはそれが景石です。
また石の業界は結構クセが強く独特の世界。
目の前の石を景石とするか路盤材とするかは売り手側の独自の持論によるものが大きいです。そして景石か路盤材かでその価格は大きく変わる。
逆に言えばリーズナブルな路盤材を上手く使えば、その価値を高めることも出来ると言えます。

路盤材を魅せる。

アリです。