植物の世界で、生えている植物の名称、種類を特定することを同定すると言います。

植物の場合、同定するポイントは枝の分岐の仕方、幹肌、葉、芽、樹形などになりますが、落葉する時期の同定は葉がない分難しくなります。

しかし一方で葉のない時期だからこそ見えるもの、気付けるものというものもあります。

それは芽吹く時期だから確認できる芽の形状、出方、向きや、葉がない状態だから見える樹木全体の形状、枝ぶり、枝の重なりなど。

実際樹木の剪定を覚えるには落葉期に練習するのは非常に有効です。

樹木が休眠状態のため多少誤った切り方をしても木への負担が少なく、春からの芽吹きでカバーできたり、足元の植物も休眠中なため切った枝が落ちた時にそれらを傷めづらいなども理由の一つです。

しかし、それ以上に葉に邪魔されず枝ぶりが見えることで、常に木全体の姿を把握しながら切ることを覚えやすく、それを覚えると最初は怖く感じる太い枝を抜くような少し思い切った剪定も出来るようになります。

葉があって枝が見えづらいとどうしても目の前の葉に目が行き、木全体の姿を捉えることに意識が行きにくくなります。

木全体の姿が浮かんでいないと太い枝を切ることが不安に感じられ、それをしないで枝先だけ切ることを繰り返すと木は風通しの悪いものとなり、剪定の作業効率も非常に悪くなります。

木は深緑や紅葉を楽しむイメージが強いと思いますが、葉のない時期だからこその気づきや学びも多くありますので、落葉期の木々も新たな視点で見てみてください。

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投稿者について

札幌市東区のOne & Nature。人(One) と 自然(Nature) をつなげるお手伝いができればとこの名前を付けました。個人の庭から街並景観まで、さまざまなライフスタイルに合わせて植物が身近にあり、そのたくましく育つ姿から力をもらえる。そんな空間づくりを目指します。