去年から携わっている古民家再生プロジェクトの打合せでした。
雑木の森に囲まれ、沢の流れる素敵なロケーションです。

ミズナラ、コナラ、カンバ、アサダ、サワシバ、コブシ、カラマツ。

初めて訪れたのは去年の落葉後でしたので、まだ緑に包まれた景色を見ていません。
5月に現地で掘り取ったものと新たに追加する植物で組み立てます。
コンセプトは『森に溶け込む北国の庭』
8割はイメージ出来ていますが、残りの2割はこれから芽吹く植物を見ながら建物の内外を行ったり来たりしながら現場で判断します。

造園特有の求められる能力の一つに現場での臨機応変の対応力というものがあります。
自然と対峙したときに机の上で考えた通りに行くことはまずありません。
そこでの対応如何で机の上で考えたものより良くも悪くもなります。

造園の現場監理では図面通り出来ているかを監督することよりも、図面通り行かないときにどう対応して図面以上のクオリティにできるかが大切になります。
北海道の春も近い。
楽しみです!
