今日打合せに行った現場の様子です。
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打合せ相手の建築担当者が一番驚いていました。
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4月に来た時には造成された土がむき出しで、全体がよく見えたそうです。
土木の世界ではこの法面をこの勾配で仕上げてくれと言われれば機械力で有無を言わずにその通り仕上げます。
例え途中に見栄えのする既存樹があろうが豊かな林床があろうが。
こう書くと土木の世界を批判しているように思われるかもしれませんが、土木の力はすごいと思います。
何があっても突き進む推進力はプロジェクトを完遂するのになくてはならない力です。
大切なのはその土木の力を正しく使う計画側の熟慮だと思っています。
既存の植栽が豊かなところほどリセットボタンを押すように造成して更地にすれば、その後違う植生がものすごい勢いで一気に切り拓かれた大地を埋めていきます。
その新たな植生は周辺の既存の植生とは相容れないものになることが普通です。
だからこそ周辺の植生と馴染むまで時間幅を持ってプランすることが大切です。
いきなり変えればハレーションが起きるのは必然です。
あるものを尊重しながら馴染むようなプランにすればその後の維持管理は楽になり、結果自然にとっても人にとっても良いものになることは多いです。
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ただ仕事となれば、どうしても人間都合優先となりがちです。
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だからこそ設計の担う役割の大きさを日々感じています。
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