植物を使っての空間づくりを生業としていますが、特にこの雪国ではどうしたら雪に閉ざされるオフシーズンも植物の世界を残せるかということを考えます。
そこには常緑樹を入れたり、立枯れして残るグラスを入れたり、落葉後も実をつけたまま冬を越す樹木をいれたり。
冬の間に、春が来たらこうしたいああしたいと会話をすることも気持ちの中に植物の世界を残していると言えるのかもしれません。
どの季節も楽しめるように考えるのと同じように、一日どの時間も楽しめるようにということも考えます。
日が暮れても表情をつくるときに有効なのがライティング。
一般的に植物を照らすライティングとしては紅葉やイルミネーションがパッと浮かぶと思いますが、自分はそれ以上にシルエットを意識してライトの種類や設置場所を考えます。

建築家とコラボする機会が多いこともあるからだと思いますが、建築壁面に投影される樹姿が美しいし面白いと思っています。

イルミネーションはちょっとイベントチックですからね。
よりありのままの樹木の魅力を表現できるように。
