先日読んだブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
読む人それぞれにそれぞれ考えさせてくれる本だと思います。
何が正解かという話ではなく、答えはなくとも考えることが大切というものが詰まっています。
民族、差別、貧富、ジェンダー
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
素晴らしいタイトルだと思います。
何となく内容をイメージさせるタイトルですが、実際読み終えると想像よりずっと良いタイトルだと感じました。
世の中には抗ってもどうにもならない事も確かにあるけれど、だから全てをあきらめるとも違う。
普通とは違う環境を普通に生きようとする親子の姿が飾らず描写されていて、イギリスを舞台とする話なのに自分事のように感じながら読み進めることが出来ます。
いいです。