環境が叫ばれるようになりリデュース、リユース、リサイクルといういわゆる3Rが叫ばれるようになりました。
エネルギーも建物でZEBと呼ばれる快適な室内環境を実現しながら建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指すとか、あらゆる生産活動でゼロエミッションを目指すことが求められる時代になりました。
ではランドスケープの世界の3Rは何になるのか。
個人的には
在来種の魅力を最大限生かす植栽に努めること
クライアントの思いを汲みながらも広い視野で土地柄を読むこと
その土地から産出される石や地産のレンガ、間伐された木材を積極的に採用すること
大層なことは出来ませんが、そういうことではないかと思いながら仕事をしています。
石を切り出すために山を削り、人手不足に竹林が荒れ、所有者不明で手をつけられない山林は増える一方です。
輸入材に押されて利益そこそこに国内の貴重な資源を取り尽くさんとする悪循環もあります。
近くにあるものを周りの人の手を借りて上手に活用するという、シンプルなスタイルを改めて見直してはどうでしょう。