雪国のガーデンでは冬前に草花の地上部を刈り取ります。

北国の多くの草花は冬前に地上部を枯らし、根だけの状態で冬を越します。

冬前に刈り取るのは、刈り取らずそのまま残して大きな問題があるわけではありませんが、そのままにしておくと春に新しく芽吹いたものと前の年に残ったものが混ざり合ってしまいます。

雪融け後の濡れた地面の上でそれらをきれいに切り分けるのは簡単ではありません。

雪が降る前にあまり深く考えずザクザクと切り戻してしまうことが最も効率が良く最もきれいに管理できます。

冬前の切り戻し作業は北国のガーデンの風物詩ですが、その前にだけ見られる景色があります。

紅葉した木々、立ち枯れたグラス、色づいた落葉、枝に残る実や花柄。

その景色を求め先日ご縁のあるガーデンを回りました。

Meon農苑さん

イコロの森さん

恵庭道の駅はなふる

美しさと儚さと。

この短い間にだけ見ることのできる贅沢な時間です。

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投稿者について

札幌市東区のOne & Nature。人(One) と 自然(Nature) をつなげるお手伝いができればとこの名前を付けました。個人の庭から街並景観まで、さまざまなライフスタイルに合わせて植物が身近にあり、そのたくましく育つ姿から力をもらえる。そんな空間づくりを目指します。