外構を考える中で、作工物と植物のバランスは大きなポイントになります。
中でも地盤の高さをどこに設定すれば機能的にも快適で、排水も問題なく、そしてデザイン性も高いか。
地盤を上げるのか、塀を建てるのか、傾斜をつけるのか。
植物であれば土が雨を受け止め、浸透し、ゆっくり排水されます。
一方で土間コンやアスファルトであれば雨を跳ね返しますので、よりシビアに排水計画が求められます。

その上でやはりデザイン的には無機質にならず、植物ともバラバラの関係にしたくないと考えます。

作工物の背景に植栽を入れたり、スリットを設けてグランドカバーの帯をつくったり。
作工物と植物とのバランス。
人が暮らす空間をデザインするときは特に意識しています。
