植物が主役となる空間設計を扱うことが多いですが、その植物を引き立てるためにも植物以外多くのものを扱います。
『石』はその中でも自分の好きな素材です。
最近は公共の場面でなかなか見なくなりました。
街区公園レベルではせいぜい外柵石にミカゲが使われる程度。
それも中国産。
それ以外はほとんどインターロッキングやダスト舗装のお決まりパターン。
安全や防災が叫ばれる昨今では仕方ないのかもしれません。
それだけ不安の多い世の中になっているということの表れかもしれません。
『石』にはインターのような二次製品にはない深みがあります。
それこそ不安定な世の中に我関せず、泰然自若な様は、逆に今こそ再評価されるべきなのかもしれません。
『石』は野面という、切り出したままの状態で使われるものと、切石としてカットされた状態で使われるもの、また単体でそのまま置かれる景石があります。
使いようでそれぞれの魅力があります。
野面
切石
景石
見ているだけで心が落ち着くこのドッシリ感。
こうありたいものです。