都市計画、まちづくりというスケールの中での植栽プランになります。

F公園マスタープラン

F公園 F公園F公園 F公園
近年都市公園は公共緑地としてその求められる機能、役割が大きく拡大しています。
単なる癒し、安らぎだけでなく、環境保全として、防災公園として、コミュニティを育む場として、また2017年都市公園法改正の中でPark-PFI制度による経済活動なども行える可能性が広がりました。
世界の中でも日本の公共緑地の面積割合は決して高くありません。 地域ごとに求められる姿は千差万別で、改めてその地域の中で公園に求められる役割を再確認し、ふさわしい姿に整備、育ててゆくことが求められています。

I保育所将来を担う子供たち その基礎を形作るのに大きな影響を与える幼児保育は世界でも改めて関心を高めています。
OECD白書の中では保育はサービスでなく教育であり、幼児保育は社会人となる基礎固めをする時期と謳われています。
ただ安心・安全というだけでなく、そこには子どもたちの好奇心をかきたて、すべての子どもたちに居場所があり、子どもの世界が自らの手でつくられ、そのことを大人はそっとサポートするという姿が求められています。

I保育所

I中学校大人へと成長する中で多くの悩みを抱え壁にぶつかることもあるこの時期、閉鎖的に自分で抱え込んでしまうのでなく、より外に開かれた健全な空間で開放的な心が育まれることが求められます。
学びに集中する場所、思いっきり体を動かす場所、仲間と語り合う場所、一人でゆっくりと過ごす場所、さらには親御さんと先生、時には地域住民も含めての交流の場としても機能して良いのではないでしょうか。

I中学校

M道営住宅団地震災、戦後の住宅供給として大きな役割を果たしてきた公営住宅も時が経ち、公共投資の在り方、ストックの飽和状態、市場との乖離、高齢化、耐震性、バリアフリーなど様々な問題が指摘されています。
しかしゆとりある敷地面積を持ち、比較的緑も豊かな公営住宅団地には大きな魅力と可能性があり、これからの公営住宅には経済、産業、文化、福祉と様々な面からの新しい意味と役割が求められます。

M道営住宅団地

F市 再開発 こうしたスケールになるとゾーニングや動線、対象区域の周辺とのつながり、住民の意向、市の意向等々考える要素は多岐にわたります。
植栽プラン以前に建築や外溝も含めストーリーづくりやコンセプトワークが必要になります。

その中でこのまちの今後の方向性、そうした時にこのエリアはどういう性格であるべきか、その機能を果たすためにはどのような施設や建築が必要か、 そしてそのカラーを表現するのにふさわしい植栽プランとはどんなものかと議論が展開されていきます。

F市 再開発

F市 アトリウム内インドアグリーン 建物内にも積極的に植物を取り込んでゆきます。
そしてその植物は建物とも協調したデザインであるだけでなく窓から見える外の植物とも連続して見えるように考えてゆきます。

すなわち建物、外溝、植栽のデザインを連動させる 大変難しいことですがとても大切なことです。

単にインドアグリーンをオブジェとして配置するのではなく、そこに腰かけ一休みしたり本を読んだり、 ます。

F市アトリウム内インドアグリーン

S市 再開発 再開発の根底にあるのはその地域をもっと活性化しようよということです。
地域住民が地元に愛着を持てることに加え、その魅力を外にも発信して地域外からも人を集めることで地域が活性化してゆきます。

ここでも再開発とはいえ、その地の歴史を表現し、住民にとっても思い入れのある大きな樹木は残したり、植樹活動の中で自ら植えてきた樹木を活かすなど、 『残す』ということも実は大切なキーワードです。

S市 再開発

S市 再開発 既にある並木道に補植したり郷土種の草花を足元に植えることでリフレッシュし、 その動線を活かして建築群を配置し機能的にも連続させることで既存の骨格を活かしつつリノベートすることにつながります。

S市 再開発

S市 再開発 菜園を設けて市民や来街者に育ててもらった地元野菜を施設内のレストランでメニューとして入れるなど単に形をつくるのではなくそこに人々の動きや活動を誘導してい行きます。

S市 再開発

H中央団地 コミュニティガーデン 1980年前後に建てられた多くの団地は、居住者の高齢化と建物の老朽化でその多くがこれからの在り方を考え直す時期に来ています。 また時代の流れの中で近隣との人間関係も希薄になりがちな昨今、広い敷地を再活用して空間に潤いを創出するとともに、 住人のコミュニティ形成の一つの場となることを目指すのに『コミュニティガーデン』は大きな可能性を持っています。

H中央団地 コミュニティガーデン