空間設計とは当然現状と異なるものを提案してクライアントの思いとすり合わせることになります。
クライアントに夢を感じてもらえずにプロジェクトが進むことは決して良いことではありませんが、だからといって現実から外れた絵を描いてはトラブルになりかねません。
植物を使っての空間づくりはどの段階の絵を描くか、ひとつポイントになります。
変化と成長を続ける世界です。
自分は2〜3シーズン先の絵を描きます。
その後の成長は言葉で伝えます。
京王プラザホテル札幌でのプレゼで描いた絵です。

そして施工直後の写真。

そして2年後。

草花は動き出しも早いですが、樹木は新しい環境に馴染んで動きだすのに1シーズン以上かかります。
なかなか納得いく絵が描けることはありませんが、関係者全員が同じビジョンを持つ、一つのきっかけになるような絵が描けるように精進したいと思います。