前回の投稿で『植栽』と『緑化』について取り上げました。
そこで両者の使い分けの意味についてお話ししましたが、個人邸でも公共の場でも、その間で良い材料があればと感じることはよくあります。
つくり込み過ぎては後の管理が心配だし、だからといっていかにも『緑化』ではあまりに味気ないしという。
そんな場面に有効なものの一つをご紹介します。
這性のハーブを高密度に育て、マット状にしたハーブマットと呼ばれているもの。
以前個人邸で使用した施工例です。
施工前はこんな感じでした。
別のお宅の例です。
施工前がこうでした。
芝生に比べるとイニシャルはかかりますが、元々野草に近いハーブだけあって管理手間は圧倒的に楽です。
踏圧にも強く、踏むとフワッとハーブの香りが広がります。
多花性でその時期には一面小花を付けますので、あまり広い面積に使うとくどくなりますが、これくらいの場面で大変重宝しています。
『植栽』と『緑化』の間にハーブマット いかがですか。