ここ札幌は11月になるといよいよ冬の一歩手前という雰囲気になります。

テレビでは冬タイヤや暖房機、除雪機などのCMが目立ち、街中でも冬囲いと呼ばれる作業をする造園業者の姿をあちこちで目にするようになります。

冬の準備を進めることがメインになってくる北国の外仕事で、もう一つこの時期が最適で、しかも冬のためではなく雪が融けた春を想像しながらする夢ある作業があります。

それは土づくり!!

今日の現場の様子です。

来春にバラと宿根草を植えるための土づくりです。
バラの植わる場所は念入りに、改良材もタップリ入れてしっかり攪拌。

なぜこの時期が最適か。

植物の活動が緩やかになり、植物たちがストレスを感じづらいというのが一つの理由。
もう一つは新たに入れた土が、一冬雪の下で漉き込まれた改良材や周辺の既存の土とじっくり馴染むから。
この雪の下でゆっくり寝かせるのがいいんですね。
糠床に漬けたダイコン的な?

これで来春へ向けての準備万端、あとは春への夢が膨らむのみです。
見栄えのする地上部に意識がいきがちですが、大切なのは根っこです。
その根っこを育てるのは土!
土が生き返る姿を見てこちらが元気になりました。

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投稿者について

札幌市東区のOne & Nature。人(One) と 自然(Nature) をつなげるお手伝いができればとこの名前を付けました。個人の庭から街並景観まで、さまざまなライフスタイルに合わせて植物が身近にあり、そのたくましく育つ姿から力をもらえる。そんな空間づくりを目指します。