久しぶりに石積みの絡む案件を請けました。
石積みをする機会にはなかなか出会えなくなりました。
公園などで中国産の切石をきれいに積んでいるのを見かけることはあっても、山から削り出された石をその場で経験とセンスで組み上げるという機会は特に少なくなりました。
それでもやはり地元から削り出された肌の荒い石で組み上げられた石積みは『本物』を感じる深さと魅力があります。
ゆったりと変化する樹木、次々と姿を変えてゆく草花の中にあって、どっしり構え変わらない佇まいをみせる石には他にない魅力があります。
変化の激しい現代社会においてそのどっしり感がますます魅力的に感じられます。
石の業界も輸入材に押されて厳しい状況が続いています。
石積みの技術、人材の確保も深刻だと思います。
改めて地元で取れる石の魅力 大切にしていきたいと思います。