日本には石積みという長く培われた技法があります。
世界に他に自然石を野面で積み上げる文化があるのか分かりませんが、石をうまく使うことはランドスケープの真骨頂の一つだと思っています。
常に変化する植物と、どっしり動かない石とのコントラスト。
これ以上に全てを表現する対比は自分には思い着きません。

動かない以上言い訳は聞きません。
間違ったプランをすればそのままずっと残ります。
間違わなければ大きな価値を生む可能性があります。
この変化の激しい時代だからこそ一層、変わらないものを置くことに大きな意味があると思っています。