雪国ならではの風物詩 冬囲い。
竹と縄を使って樹木を雪の重みから守ります。
生き物を扱う仕事の特徴の一つで、その維持管理で施工後も継続してお付き合いの続くことは少なくありません。
中には10年になるお客さんもありますが、この10年で冬囲いに使う主な資材の竹やワラ縄は価格が1.5倍以上になりました。
特に個人のお客さんには負担をかけたくないので、囲い方を工夫したりしてなるべくやりくりするようにしています。
兼六園のように冬囲いそのものが観光資源という場面以外では、以前のように魅せる冬囲いから、より実質的なものへと変化せざるを得ない時代になりました。
それでも植物を長く守り、楽しませてもらうためには最低限は必要な作業。
時代とうまく付き合っていきます。