先月終わりに2回にわたって書いた庭のリノベーション。
リノベーションということは当然長い年月を経ていて、さらに長く維持するにはどうすればという相談ですので受注が先になります。
それに対して一気に宅地開発したり、古い建物を取り壊して買い手が決まっていなくてもまずつくってしまうというケースが建売りになります。
良い悪いでは色々な意見があると思いますが、つくり手側から言えば全く違うアプローチになります。
建売りなら誰が買い手になるか分からないため、なるべくターゲットとする客層に広く受け入れられるものつくろうとします。
それに対し受注してからつくるのは、言わばオーダーメイドの世界で、クライアントの思いや背景、少しオーバーに言えば人生まで考えてものづくりをします。
情緒的には全てをオーダーメイドでつくってあげたい気もしますが、まちづくりという視点ではある程度の共通項やルールがないと落ち着きのない街並み景観になるということにもなります。

間違えて隣の家に入ってしまいそうなほど同じような建物が何棟も並ぶのは決して良しとは思いませんが。

価値感が多様化している昨今、まちづくりの正解を導くのは益々難しいものになっています。
