プランの中で宿根草を積極的に提案する方です。
それはまちづくりや再開発のレベルから個人のお庭まで、あらゆる場面において共通しています。
同じ植物の世界でも得意とするところ、そうでもないところはあるもので、どうしても自分の自信のある部分に偏った絵を描きがちですが、やはりそれでは視野がせまくなります。
だいぶ変わってきましたが、自分が職人の修行を始めた頃は造園屋といえば大きな樹や石を動かしてなんぼという意識があり、草花は最後できた隙間に植えておく程度の存在でした。
逆にその後女性ガーデナーとして多くの方が活躍されるようになると、今度は花が主役で樹木や石は申し訳程度という場面も目にするようになりました。
どちらも必要なんですね。
そしてそのバランスは場面や目的、クライアントの思い、その後の維持管理なんかから判断することであって、得意苦手で判断することではないんですね。

これからは益々まちの事を自分事として市民住民が積極的に関わっていくことが求められます。
その時に宿根草というのは最高の素材です。
身近で、適度な労働で、会話が弾みやすく、継続的に関わってゆける。
まちを歩くとあちこちで宿根草を目にする。
そんな街になることに少しでも貢献できればと、これからも積極的に宿根草提案していきます!