街中の景観を構成する要素の中でペイブメントの仕様やデザインというのはかなり大きな意味を持ちます。
正直あまり意識されない日陰の存在かもしれませんが、実際はかなりの影響力を持ちます。
都会の絨毯とも言えるペイブ。
ヨーロッパの石畳とまでは行かないまでも、街並みの印象を大きく変えます。
まだまだそこに予算かけることへの理解が薄いため、優先順位としては後回しにされがちです。
名古屋の街並みです。




デザインの力が活きていて魅力的だと思います。
ただ、予算に余裕がある自治体か、よほどそこへの大きなインセンティブがないとここまではやれません。
一方札幌の大通公園は芝生をメインにしています。

敷物広げて自由にくつろげる芝生広場は札幌の大きな空によく合います。
芝生はペイブに比べてイニシャルコストは非常に安価である代わりに、永久に維持管理の手間とコストがかかります。
地域の特徴と事情の中で最適解を求める努力が大切です。
環境負荷や温暖化のことを考えても、安いからメンテナンスが楽だからとアスファルトで塗り固めて良い時代ではありません。
街中の絨毯ですから。