閑話休題です。
先月の話ですが愛知県によった際 蒲郡クラシックホテルに寄りました。
愛知県は仕事でもあったのですが自分の地元でもあり、この蒲郡は当時の自分の住んでいた岡崎市から最も近い海でした。

当時は友達と遊ぶのに夢中で愛知県の歴史の深さだとか建築だとか見向きもしませんでしたが(笑)この歳になると感動しまくりです。
北海道に住み始めてもう30年近くになります。
好きで来て好きで住み続けての北海道 唯一寂しく感じるのは歴史を感じられる場面が少ないことと、それに連動して祭りがおとなしいこと。
江戸後期から明治の開拓期にかけての歴史はそれはそれで良いものではあるのですが。
蒲郡クラシックホテルは明治でなく昭和のものです。
開業としては明治のようですがこの建物としては昭和9年の完成と書かれていました。
ライトやジョサイア・コンドルの少し後でしょうかね?
設計者については正直ウィキペディアで名前を見てもわかりませんでしたが建物の雰囲気はいかにも当時のものですよね。

第2次世界大戦や三河大地震にも耐え、その姿を残してくれた。
感謝です。
若いときはどんな仕事する どんな自分でいる ってなことに目を回していましたが、ようやく少し先に進んだ気がします。
どんな仕事していてもどんな自分でも、そこそこ自分の人生に歴史を重ねてきたらその経験をもとにできることで恩返しってだけですね。
その気持ちを持った人とは全く違う職種の人とも何かが始まる気がします。
そうして良いものが長く残っていけば。

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札幌市東区のOne & Nature。人(One) と 自然(Nature) をつなげるお手伝いができればとこの名前を付けました。個人の庭から街並景観まで、さまざまなライフスタイルに合わせて植物が身近にあり、そのたくましく育つ姿から力をもらえる。そんな空間づくりを目指します。