前回植物の分類の話で樹木の株立ちと単木について話しました。
今回は草花の宿根草と一年草について。
宿根草というのは ’根が宿る’ と書くように、シーズンが終わって地上部が枯れても根は土中で生き、暖かくなればまた芽吹く草花のこと。
それに対して一年草というのはシーズンが始まれば植え込み、基本屋外では越冬が難しいためシーズン終わりに撤去処分するタイプのものを指します。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
一年草のメリットは多花性で花期の長いものが多く、色合いも派手目のものが多いためイベントなどで一過性のインパクトある場面をつくるのに向いています。
デメリットとしては毎年植えては撤去しての繰り返しですので、その手間とコスト、また継続する中で育まれる味わいや愛着は生まれづらくなります。

一方宿根草のメリットは毎年花を咲かせてくれ、株分けやこぼれ種で増やすこともできます。
またそうした継続して触れることで愛着が生まれ、一過性ではないその土地に根付いた景観をつくることが可能です。
ただ上手に長く管理するにはそれなりの知識と技術が必要になります。
また多少間違ったことをしてもシーズン終われば撤去される一年草と違い、植えるのであればそれなりの責任が求められます。
こちらは長年のお付き合いのイコロの森さんの宿根草ガーデン。

プロの仕事です。

樹木に比べれば一般の方でも扱いやすい草花。
場面に応じて使い分けて、うまく空間に彩りを添えてもらえればと思います。