一般の方には馴染みのない話だと思いますが、樹木、草花にはその形状や性質による分類があります。
今回その中の樹木の形状による分類の一つ、株立ちと単木について。
単木というのは字の通り幹が一本の樹形、いわゆる一本立ちの樹形のものを指します。
それに対して株立ちというのは根本から何本か幹が分かれた立ち姿のものを指します。

それぞれには特徴があり、設計の際には場面により使い分けます。
単木は根から吸い上げたものを全て一本の幹に使うため、その幹は太く育ち、良く言えば風格あるものに、悪く言えばゴツいものになりやすい傾向があります。
それに対し株立ちはその養分を分け合って使うため、一本一本が太くなりづらく、風にそよぐ軽やかなイメージをつくりやすくなります。

雑木の庭などで上手く使いたいですね。
一方、大きく樹冠を広げた雄大な姿、シンボリックな存在感、大きな緑陰を求めるときには、一本で圧倒的な存在感を示す単木が活きてきます。

それぞれの魅力が一つの空間の中で喧嘩しないよう、バランス見ながら使い分けます。
