弊事務所は人と自然をどう繋ぐか、繋げるかということを設計時には強く意識しています。
そのため大自然の中で大きなガーデンをつくるというよりは、人の生活圏の中にどう自然を取り入れてその恩恵に預かるライフスタイルを創出できるかというタイプの案件が多くなります。
より人間都合の性格は強くなりがちですので、植物に少し我慢してもらって、その生命力に頼ることも正直あります。

そこで大切になるのはその後の管理。
パッと見華やかに仕上げることはそれほど難しいことではありません。
一過性のイベントで、イベントが終われば撤去してしまうというのであればそれでも良いのかもしれません。
そうでなく、植物の力を借りながらも出来るだけその負担を軽くし、健全な状態をと思えば適切な維持管理が必須となります。
窮屈な場所で根を伸ばすことにも限界のある場所で、地上部だけがアンバランスに大きくなりすぎないようにするのはもちろんですが、もう一つ大切なことは地力の回復。
植樹桝の限られた土量では、ましてや落ち葉を綺麗に片付けてしまう街中ではその地力は落ちていきます。
新たな土や改良材を漉き込んだり、補植や植え替えの際に大きめに植え穴を掘り上げて、部分部分でも土の更新を図ることも大切です。
